手首の痛みについて

本日は手首に痛みについてです。

原因は、大きく分けて「酷使」と「ケガ」の2つになります。

酷使については長時間スマホやパソコンを使用したりすることで、手首周りの腱や靱帯が炎症を起こしやすくなります。また手首に負荷がかかり続けると、筋肉や関節が損傷して痛みを感じることがあります。また、手首に何らかの強い衝撃や、気づかない程度の負担が繰り返し加わったために起こるケガからの痛みもあります。日常生活で手首を使わないことはないため、痛みを感じても安静にすることが難しく、痛みは長引きがちです。

子供の場合、肘内障(ちゅうないしょう)、捻挫、骨折なども原因として考えられます。肘内障は、子供が転んだり、飛んできたボールを取ろうとしたりした拍子に手首をひねることで肘の関節が抜けることがあり、その肘の痛みとともに手首にも痛みが起こります。その時は腫れや痛みがすぐに現れます。

手首の痛みを和らげるためには、以下の方法があります。

    手首を休める:手首に負荷がかかりすぎないように、手首を休めることが大切です。手首をひねったり、長時間スマホやパソコンを使用したりすることで、腱や靱帯が炎症を起こすことがあるため、手首の使用を控えるようにしましょう。それが難しい場合はサポーターやテーピングを使用することで手首を安定化させ、手首の負荷を軽減し、痛みを和らげます。

    氷で冷やす:痛みを感じているときは、同時に熱を持っていることがよくあります。治るためには多少の熱は必要ですが、それがなかなか引かないようなときは積極的に冷やしましょう。冷やすことで過剰な炎症が収まり、痛みも少なくなっていきます。

手首の痛みを予防する方法は、以下のようなものがあります。

    手首サポーターを使用する:スポーツをする場合、手首サポーターを装着することで、手首を保護することができます。また、手首サポーターは、腱鞘炎や関節炎などの痛みを和らげる効果もあります。

    適切な姿勢を保つ:スマートフォンやパソコンを使用する場合、適切な姿勢を保つことが重要です。手首を過剰に曲げたり、長時間同じ姿勢でいることで、手首に負担がかかり痛みが生じることがあります。気づいた時には適切な姿勢を保つように努力します。

    適度な休憩を取る:長時間同じ姿勢でいることは、手首に負担がかかり痛みを引き起こす原因の一つです。適度な休憩を取るように努めます。

    手首を温める:手首を温めることで、血行が良くなり痛みを和らげることができます。手首の痛みを感じた場合は、温かいタオルや湯たんぽなどで手首を温めます。

また積極的に手首周りを鍛えるという方法もあります。手首を鍛える方法は、腕立て伏せなどの道具を使わない方法と、リストカールなどのダンベルを使った方法があります。手首を強くするためには、目的別に筋肉をトレーニングしていく必要があります。手首の筋肉は、手首を曲げる屈筋と手首を伸ばす伸筋の2つに分かれています。この2つをバランスよく鍛えていく必要があります。ただし、それらのトレーニングは慎重に行いましょう。無理な負荷や過剰な使用は、逆に傷めてしまう結果になることもあります。

手首の痛みは、放置すると悪化する場合があるため、早めに医療機関に相談することをお勧めします。また、適切な処置を行うことで回復までの期間を短くすることができます。

当院ではパーソナル・トレーニングで、様々な鍛える方法をご提案させていただいています。ぜひともご利用ください。

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